岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

先月のクレジット債の実績。分散が効いていた

先月はクレジット債の下落が最小限にとどまった結果、資産全体の増減が若干のマイナスで済んでいたことを、今更ながら認識しました。
月次で行っている資産チェックの際に気づくべきでしたが、株式市場がドル建てで4%超のマイナスとなる一方、クレジット債への投資はドル建てで微減にとどまっていました。円安の追い風を考慮すると、クレジット債への投資はプラス貢献していたことになります。

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クレジット債への投資は上昇相場において株式のリターンについていくことができません。その事は頭で理解しつつも、上昇相場で株式を下回る実績を出すクレジット債を見て、心では物足りなさを感じていました。
私のクレジット債への投資目的は、インカム(配当)リターンと市場下落局面で株式に比べて下落が抑えられることですが、先月の下落局面ではその効果を発揮してくれたことになります。金融課税の増税によって配当目的の投資の魅力度が低下する可能性があり、そうなった時にクレジット債への投資を維持するか悩むかもしれませんが、分散という観点で貢献してくれたことは記憶しておきたいと思います。

クレジット債への投資魅力度が下がった場合にその資金をどこへ移すのかについてはまったくの未定です。金融課税が増税されると配当目的の投資を行う意義は薄れるのでしょうが、それでも債券へ投資することで得られる分散投資の価値は失われないはずで、何らかの形で債券へ投資し続けたいと考えています。

そして勝手な願いですが、金融課税が増税される頃に金利が上昇してくれていればと思っています。増税によって配当目的での債券への役割期待は低下するのでしょうが、クレジット債と比べて分散目的の効果が明らかに増す投資適格債へ投資することで、債券への投資を維持することができます。株式との分散を期待するのであれば本来であればクレジット債ではなくて投資適格債へ投資すべきであり、現在が異常事態になっていると言うこともできますね。

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