岸辺の日記

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次期首相は岸田氏へ。金融所得課税の見直しはどうなるのか?

自民党総裁選挙が行われ、岸田氏が次期総裁に選ばれました。今後同氏が次期首相に選ばれることになります。

総裁選をめぐっては先日、金融所得課税を現行の20%から30%へ引き上げる案を示した候補者がいて、この政策が実現すると金融所得で生活しようとしている人に大打撃を与えることになると書きました。今回この候補者は当選しなかったのですが、岸田氏と選挙協力で合意したと報道されており、今後この候補者の発言力が高まることも考えられます。金融所得課税の行方については今後も要注意すべきでしょう。また今回は見送られたのでしょうが、頭の体操として将来的に税率が30%に引き上がった際の対応を考えておくことは有用だと思っています。

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さて金融所得については岸田氏も案を提示しています。記事によれば所得が1億円を超える人の税負担比率が低下することへの問題意識を提起しているようです。
本当に増税の対象が所得1億円以上の層に限られるのであれば、私にとっては関係のない話ですが、その余波で金融所得全般が増税されることも考えられます。心配し始めるとキリがないですし、心配しても仕方ないのですが、今後の動きには注意する必要があります。そして実際に所得が1億円を超える人を狙い撃ちして増税した場合、対象となる人が海外へ移住してしまったりしないか、心配になります。

岸田氏はこれまでの路線を概ね堅持しつつも、分配も重視する方向性のようです。今後同氏がどのような政策を打ち出すのか、注目しています。

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