岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

日本経済再生に向けた課題に対する総裁選候補者の考え方

自民党の総裁選を受けて、日本経済が直面している課題と、課題に対する各候補者の考え方が記事にまとめられていました。

金融政策;米国が金融政策に正常化に移行しつつある中、日本では2%の物価目標の実現は難しそうであり、引き続き緩和策の継続が見込まれる。ただし各候補者の2%の物価目標達成への意欲は異なる
財政再建;財政はコロナによってさらに悪化。高市氏は2%の物価目標の達成までは財政拡大を優先する姿勢を示し、河野氏は財政悪化により日本円に対する信認が低下することで円安⇒インフレとなることを懸念
成長戦略;菅政権でのデジタル化・グリーン化をどう継承するのかが注目される
少子高齢化;人口減少のペースは止まらない。野田氏は移民政策の推進を示唆している

いずれも困難な課題です。

金融政策は本来政府とは独立したものですが、先進各国とも政府と一体となって運営されており、また後述の通り財政政策の副作用によって2%の物価目標はあっけなく達成されるような気がしています。

財政再建河野氏が懸念してことが起こりかねないような気がしており、そうなると押し目買いのチャンスだと思っています。また株式やクレジット債に投資する前に、先んじて円をドルに替えておいても良いかもしれません。

成長戦略は今さらの感のあるデジタル化と恩恵の広がりが限定的なグリーン化ということで、なにか新しい路線があっても良い気がします。

最後に少子高齢化、これは打つ手がないような気がします。移民政策は現実的でないような気がしますが、どうでしょうか。

これらの難しい課題に新たな首相がどのような方針を打ち出すのか、要注目です。

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