岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

お手本にしたいものです。映画「ジゴロ・イン・ニューヨーク」

ウディ・アレンが出演する(監督作品ではありません)、この人が関わっている映画らしい、映画です。そういえば御大、スキャンダルでここのところ叩かれていますね。

希少本を売りにした古本屋をたたむことにした主人公が友人を男娼として売り出したら…というお話です。男娼が登場する作品はそれなりにありますが、現実と創作物の違いとして最も大きいのはおそらく顧客でしょう。
この映画に出てくる顧客は魅力的な人ばかりです。主人公が友人を説得するにあたり「自分が代わりたいくらいだ」と言っていましたが、その気持ちは良くわかります。映画はおとぎ話、現実を見せつけても仕方ないと言われますが、その通りです。

男娼役の俳優さんは高齢なのですが、良い年のとり方をしているというのか、どことなく色気を感じる男性。この映画のようなおとぎ話を、「そういうこともひょっとしたらあるかもしれないな」と思わせるような人です。年をとった後の方がカッコいい人っていますが、その一人だと思いました。お手本としたいものです。