岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

6月末の資産管理結果。相変わらず為替の影響にやきもきする

毎月末恒例の資産チェックを行いました。6月は世界全体の株式市場が1%超の上昇であったこともあり、資産全体では微増となりました。

ただしその増加の大半は為替に起因したものなので「めでたさも中くらいなり」という感じです。円安はその名の通り円の価値が下がることで、輸入品の価格が上がる可能性がありますし、また卑近なところでは海外旅行に行きにくくなるかもしれません。すでに資産の大半を外貨建資産に投資しているものの、生活用資金として一定の円は保有しています(あとお給料も円でいただいています)から、円の価値が下がることにはやはり抵抗感があります。

また円の価値が下がることは、それによって輸出産業が振興するなどのメリットはあるのでしょうが、長期的には国力の低下につながってしまうような気がしています。円安に対応する形で国内物価も上がり、バランスが取れた形で経済が変化すればそうでもないのでしょうが、デフレが続いている日本経済では果たしてどうなることやら。とはいえハイパーインフレのようなことが起こり、円安になると目も当てられないことになります。

このように為替は資産減少要因になったらもちろんですが、資産増加要因になっても微妙なところがあります。日本銀行の使命は物価の安定と金融システムの安定です。この2つの使命に為替の管理がどのように盛り込まれるのかは、その時々の経済・市場動向次第なのでしょうが、このあたりは日本銀行を頼りにしておけば良いのでしょうか。