岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

挫折をどう乗り越えるか、映画「7月4日に生まれて」

アマゾンプライムビデオにあったので見てみました。以前見たことのある映画ですが、後述の通り人生を考えるうえで良いかと思い、2回目の視聴です。最初に見たのは中学生くらいの頃だったと思います。

いろいろな捉え方ができるのでしょうが、挫折した主人公がいかに立ち直るかという物語として見ました。過酷な従軍体験によるトラウマや障害という過酷すぎる経験が、主人公を苦しめます。それだけでなく、ベトナム戦争は米国社会の価値観を変えたようで、周囲が主人公を見る目にも苦しめられることになります。こうした状況を主人公はどう乗り越えたのかが、この映画の見どころだと思います。

一度見た映画を見返すことはめったにないのですが、あらすじを覚えていたがゆえに、今もう一度見るべきかもしれないなと思いました。生き方を変えることを余儀なくされた主人公に学ぶべきところがあると思ったわけです。
主人公は戦闘や事故に巻き込まれる形で人生が変わり、私の場合は自ら選択して、ということで状況は全く異なるわけですが、生き方を変えることで、最初のうちはかなり戸惑う部分が出てくるだろうと思っています。そうした戸惑いを自分がどう乗り越えるのか、乗り越えるというよりも楽しめるのか、一抹の不安と共に楽しみにしている自分がいます。

中学生くらいの頃、1回目に見たときは当然そんなことは考えなかったはずです(ただ主人公の荒んだ心などは強く印象に残っていました)。複数回、同じ映画を見るのも良いものだと思いました。