岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

映画を映画館で見ることについて

イントゥ・ザ・ワイルドについての前回の記事で、日本での公開時期(2008年9月)に関連して自分がどんなことを思っていたのか、もはや思い出せないことを書きました。社会的な成功に対して、どちらかというと背を向ける(ひねくれた?)性格であるため、主人公にとても共感したことは間違いないですし、それは今見ても同様でしょう。


気になるのは世界金融危機の影響が自分の心理にどう影響したのか。株安によって自身の金融資産が減っていたので「引退時期が遠のいたなあ」と思いながら見ていたのか、はたまた雇用の安定に不安を感じていたのかもしれません(世界金融危機後は企業のリストラが相次ぎました。年越し派遣村が始まったのもこの年でしたね)。


映画館で映画を見るのは、大画面や良質な音質で映画を楽しむこと、もしくは単なる時間つぶしなど、様々な目的があると思います。今回のように公開時期から自分の心象をあとから振り返るのも一興だと思いました。結局、当時の心象を振り返ることはできませんでしたが、それでも当時を懐かしく思うことはできます。