岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

資産管理

8.9%という短期のハイイールド債の利回り、魅力的では?

下落局面を待って追加投資することを基本姿勢としている私ですが、これという下落が起きないまま、時が経ってしまいました。現金はリターンを生み出さないため、現金が積み上がりすぎるのは問題です。このため手元の現金の半分くらいで、追加投資をしようと…

クレジット債がじわりと安くなってきた

昨晩の米国市場は米国債の格下げを嫌気してか、株式・債券共に下落しました。株式はこれまで高値で推移していただけに、まだまだ追加投資する水準ではありません。ただクレジット債は金利上昇という価格下落圧力をこれまでも受けていただけに、今回の下落で…

6月末のバリュエーションチェック。考えてみると米国株のROE20%超えはすごい

遅ればせながら6月末の株式市場のバリュエーションチェックを行いました。今回もETFのホームページを参照し、PER(倍)、PBR(倍)、ROE(%)の順で提示しています。なお日本株は同じ会社の英国法人が運営するETFのホームページ記載のデータであり、データの基準が…

7月末の資産チェック。為替の影響が大きかった1ヶ月

7月末の資産チェックを行いました。7月は株式(VT、ドル建て)が3.5%のプラス、クレジット債(JNK、ドル建て)が0.5%のプラスと、リスク性資産は上昇しました。一方で為替は2.2%円高に動いた結果、資産全体としては0.3%のプラスと、ほとんど動かない結果になり…

現在出現している逆イールドはどうやって解消するのか?

米国の債券市場で出現している逆イールドについて、景気後退の予兆と捉えるには当たらないとする意見が記事になっていました。逆イールドが出現する背景として、投資家が近い将来の利下げを予想している(つまり景気後退を予想している)ことがありますが、こ…

制御できないインフレの可能性はなくなったものの、2%目標への着地は難しいのではないか

今週の市場は米国の消費者物価指数の伸びが3%にとどまったことを好感し、債券を含めた資産全般が上昇しました。追加投資の機会をうかがっていた私にとっては悔しい展開ですが、私は今後も株式やクレジット債が下落する可能性に期待しています。3%まで低下し…

米国のインフレ沈静化の兆しで資産価格上昇、ドルは下落。追加投資の機会をまたもや逃す…

昨日の米国市場では注目された消費者物価指数の伸びが3%にとどまったことを好感し、株式・債券ともに上昇しました。インフレが落ち着いたため、金融引き締め長期化の必要性が薄れたのでは、と解釈されたのがその要因です。金融引き締め長期化の可能性が低下…

月初からの円高の理由が見えてきた。ただドルへの換金はもう少し待ちたい…

今月に入ってから為替が円高に動き、外貨建て資産が大半を占める私の資産は減少しています。記事を読んでも円高になる理由がいまいち分かりませんでしたが、どうやら物価上昇が期待されたほどではなく、最近高まってきた金融引き締め期待が後退することを期…

クレジット債の価格反発は思ったほどではなかった。来週、追加投資の機会が出現するかもしれない

昨晩の米国雇用統計は雇用者数は予想を下回ったものの、物価に大きな影響を与えるとされる賃金が上昇したことから、株価は低下しました。私が注目していたクレジット債は、ここ数日の下落がきつかったことを受け、わずかに上昇しています。雇用統計に関する…

事前予想を上回る経済統計で引き締め継続の可能性が高まる。クレジット債が安くなってきた…

昨晩の米国市場は雇用関係の統計が事前予想を上回り、金融引き締めが継続されるという観測が強まりました。この結果、米国の金利は短期を中心に上昇しています。私は追加投資先として株式とクレジット債を検討してきましたが、株式は上昇が著しく、なかなか…

最近散見されるようになった日本の将来に対して極端に悲観的な意見

長期的な通貨価値の維持には利上げが必要であり、為替介入は役に立たないとする欧州の銀行の意見が記事になっていました。この意見は日本だけを取り上げたものではなく、スイス・スウェーデンの金融政策も批判しています。以前本ブログで記事にしたように、…

6月末の資産チェック。3ヶ月連続で円安になっていた

6月末の資産チェックを行いました。6月は株式(VT、ドル建て)が2.2%のプラス、クレジット債(JNK、ドル建て)が0.7%のプラスと、リスク性資産はいずれも上昇しました。リスク性資産以上に動いたのが為替で、3.2%の円安に動き、資産全体で4.8%のプラスになりま…

ウクライナとの和平交渉を支持するロシア人が増えているらしい

ロシアの調査機関の調査により、ウクライナとの和平交渉の開始を支持するロシア国民の割合が53%に増えていることが示されました。記事ではその要因としてワグネルの反乱をあげています。世論調査の結果が政策に結びつくわけではなく、過剰な期待は禁物ですが…

クレジット債が安くなってきたものの…またも好機を逃したか?

米国FRBが年内にも利下げをするという期待が後退し、米国の金利が上昇しています。私は米国クレジット債への追加投資を検討していますが、金利上昇の影響を受けてか、価格がかなり下がっていました。5月下旬にクレジット債を買おうとして買えなかった価格が…

ワグネルの反乱(?)は収束か、ロシアは相当混乱していそう

ロシア軍の一部としてウクライナ侵攻に加わっていた傭兵組織ワグネルが、一転してロシア軍を制圧していた問題ですが、ワグネルとロシア政府の間で交渉が成立したようで、ワグネルは撤退したそうです。私は自分が投資していたロシア株ETFが返金されるには、ロ…

一時1ドル144円近くまで円安が進む。為替介入が起こった時にどうするか?

昨晩の米国市場では、緩和政策を維持する日銀と引き締め継続を示唆するFRBの金融政策の差が意識されてか、円安が進みました。一時1ドル144円近くまで円安が進んだようで、昨年9月に為替介入を実施した1ドル145円にかなり近づいてきました。昨年9月の為替介入…

5月末のバリュエーションチェック。欧州株が割安になったものの、引き続き追加投資先は見つからず…

5月末の株式市場のバリュエーションチェックを行いました。今回もETFのホームページを参照し、PER(倍)、PBR(倍)、ROE(%)の順で提示しています。なお日本株は同じ会社の英国法人が運営するETFのホームページ記載のデータであり、データの基準が異なる可能性が…

株価上昇で浮かれる気持ちを戒める。同額のマイナスが発生するかもしれないということ

株価上昇や円安によって自身の資産額が増えています。悪い気はしないものの、価格下落が発生した時に備え、同額が減少する可能性があるということだと自分に言い聞かせています。株式は長期的に上昇するものだと思っていますから、数年単位では上昇すると考…

新興国株に対する強気意見。中国株がダメでもインド株がある?

中国の景気回復に対する期待が低下する中、それでも新興国株に対する強気派が強気姿勢を維持しているという記事を読みました。強気を維持する根拠は中国政府による景気下支え策とインドの構造改革の進展とのことです。中国政府による景気下支え策は今まさに…

今後の市場動向について(当然のことですが)分かれる見解

株価の上昇により世の中全体が将来に対して楽観的になっているように思います。そうした中で米国を代表する証券会社が今後の市場について異なる予想をしているという記事を読みました。強気派はテクノロジー株に他のセクターが追いつく形で上昇が続くと予想…

中国の将来が不安になる2つの記事と今が中国株の底かと思わせる記事

新興国株の中で中国株が占める割合が高い(3割くらい)ことから、中国株をめぐる話題に敏感になっています。そんな中で中国の将来が不安になる記事を2つ読みました。1つは1989年6月4日で起きた天安門事件が中国でタブーになっており、6月4日を意識させることが…

日銀の政策修正は金融市場に波乱を起こすのか?

日銀が現在の金融政策を修正して金利が上昇すると、海外に出ていた資金が国内に回帰し、世界の金融市場に大きな影響を与えるという見通しが、記事になっていました。私自身は国内の金利が少々上昇しても、現在ドルで運用している資金を円に戻す可能性は低い…

人口減という中国に対する長期的な弱気材料

今後の追加投資先としてクレジット債と新興国株を有望に思っており、新興国株の中で大きな割合(3割弱)を占める中国株に関する情報に敏感になっています。今日は中国経済に対して長期的に弱気な意見を紹介する記事を読みました。大手資産運用会社の幹部は、景…

債券に強気、ただクレジット債に弱気な記事を読む

先月クレジット債に追加投資した私は、株価が下落しないため、引き続きクレジット債への追加投資を計画しています。引き続き検討している理由として、クレジット債が株式ほど値を戻していないことが挙げられますが、値が戻らない理由を説明している記事を読…

気づけば再び上昇していたロシア株。侵攻が終結し、早く資金が返ってきて欲しい…

ウクライナがロシアの侵攻によって失った国土を回復するため、反転攻勢に出ることが取り沙汰されています。そんな中ふと思いついて、ロシア株の現在を確認しました。ウクライナ侵攻の2022年2月24日を起点にすると、ロシア株は71%上昇しています。確認したの…

5月末の資産チェック。月末にリスク資産の価格が急伸し、資産増

5月末の資産チェックを行いました。5月は株式(VT、ドル建て)が1.6%のプラス、クレジット債(JNK、ドル建て)が1.2%のマイナスと、クレジット債は若干下落したものの、リスク性資産は概ね堅調な実績となりました。リスク性資産以上に動いたのが為替で、2.6%の…

利上げ見通しの後退でリスク資産は上昇。ドルは下落。中国株に対する懸念は織り込み済み?

昨日の米国市場ではFRB高官が6月の利上げに対して慎重な発言をしたことから、利上げ見通しが後退し、リスク資産が上昇しました。株式は1%近く上昇していますので、かなりの上昇幅です。金利が低下したこともあり、クレジット債も上昇しています。一方、利上…

中国株をめぐる記事を読み、中国株に対する強気さが増える

新興国株への投資を検討する際に欠かせない中国株について、複数の記事を読みました。まずは投資資金がアジア内で中国以外の国に流入しているという記事。たしかに日本株は上昇していますし、知りませんでしたが韓国株や台湾株も好調とのことです。記事では…

債務上限問題解決見通しも株式は上昇せず。次の投資機会は新興国株?

昨晩は債務上限問題が解決するとの見通しを受け、リスク資産が上昇するかと思い、追加投資ができなかったことを嘆きつつも、どれだけ株式やクレジット債の価格が上がるのかを楽しみにしていました。ふたを開けてみるとクレジット債は、国債を含めた債券全体…

債務上限問題の暫定合意によってリスク資産の価格はどれだけ上がるのか

米国の債務上限問題をめぐる政府と共和党の交渉が暫定合意に至りました。債務上限問題は相場の重石になっていたため、暫定合意によって市場の懸念の一つがほぼ解決されたことになり、株式やクレジット債の価格は今後上昇することが見込まれています。本日は…